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3月, 2021の投稿を表示しています

巡回のこと

勤務時間のうち3時間から4時間くらいは館内、建物の外周、駐車場の巡回を行っている。交代で巡回しているので、24時間のうち12時間くらいは誰かしらが巡回しているんじゃないかしらん。 駐車場だと、点灯状態の車が無いか、窓が開いた状態の車が無いか、車の中に犬や猫が放置されていたりしないか。更にはオイル漏れ、ガソリン漏れなどが起きていないか。実際、地元でオイル交換して舞浜にやってきたら、オイルキャップ締め忘れたままだった……というのもあったらしい。 館内だと忘れ物や放置物、不審物の有無から、施錠されているべき扉が施錠されていること。逆に開放されているべき扉が施錠されていないこと。製氷機が異音を出していたり高熱を発してたりしないこと。廊下や非常階段などの灯りが消えていないこと。非常階段だと蛍光灯なこともあり、寿命でフリッカー起こしていることも。 建物の外周だと放置物や落とし物、不審物の有無に加えて、野鳥や動物の死骸の確認(あった場合は保健所に依頼)。吸い殻の回収など。建物内は客室も含め、喫煙ルーム以外は禁煙なんだが、どうしても客室で吸って窓から投げ捨てるような不届き者も存在するわけで。

不審者のこと その1

そんなに多いわけではないが……年に1人とか……不審者が出てくることもある。過去の事例なんぞを。 夜明けごろ、駐車場をうろつく人物を監視カメラがとらえる。車を出し入れする宿泊客でもないようなので、車上荒らしか? と、偉い人に報告の上、偉い人といっしょに駐車場へ。 偉い人が話してみると、「知人がいる」とか微妙に要領を得ない会話。認知症じゃね? ……ということで、警察に連絡してお引き取り願う。 後に警察からの情報だと、都内で捜索願いが出てた人物だったらしい。

地震のこと

ここのところ、地震が多いような気もする。 震度としては3未満ではあるが。 地震が起きたら、いろいろ対処もあるワケだが、その判断基準に使うのは震度よりも ガル(gal) という単位である。このガル、あのガリレオ・ガリレイに因んだ単位らしい。加速度の単位である。まぁ、揺れの大きさだと思ってもらえればいい。東日本大震災で最大震度の震度7を記録したのは宮城県栗原市築館町ですが、そこでのガルは 2933.7ガル。震度が大きくてもゆっくり揺れてるならガルは低いし、逆に震度が低くても激しく揺れてるならガルは大きくなる。 んで、このガルの値を検出すると、エレベータが非常停止する。そうすると警報盤が鳴り出すワケであるが、揺れが小さいならエレベータは自動復旧する。そこそこ大きい揺れ(大きな値のガル)なら、最寄り階に停止して扉が開いて停止する。 こっちは警報盤の警報を停めて、エレベータに乗客がいないかインターホンで確認。自動復旧しそうなら待ってもらうが、復旧しそうにないレベルなら降りてもらう。んで、エレベータの状況確認。それと併せて、ガスなどの火の元の確認、建物の損壊確認、宿泊客の安全確認などを手分けして並行実施ということになる。何事も無ければ、その旨を館内放送して、レポート作成して終わり。 なお、震度5以上の大地震の場合は、宿泊客、および全従業員をいったん建物外に出して安全確認ということになってる。しかる後、建物内で避難所に設定した区画(レストランの類)の安全確認が終わったら、今度は宿泊客を建物内避難所区画に移動……ということになってる。

救急車事例 バカ親のこと

もういっちょ、救急車対応になった事例を。 小学校のお子様が高熱&意識不明で救急車コール。 旅行に出発する前にインフルエンザ陽性だったんですと。 ……ふざけんなっ! もう1件。 こちらは未就学児童が熱性痙攣で救急車コール。 なんでも、チェックイン前に東京ディズニーランドで転倒して頭打って熱性痙攣で、東京ディズニーランドから救急車で順天堂大学医学部附属浦安病院に運ばれて、入院を勧められてたらしい。それを断って、泊まりにきて、結局、入院だよ。

救急車事例 親バカのこと

実際に救急車を呼んだ過去の事例なんぞを。 幼児連れでご宿泊のご家族さま。昼間は東京ディズニーランドで遊んでお子様、興奮気味。客室でお父様にフライングボディアタック。お父様、受けるときにちとドジったようで、肩が痛い。熱も出てきたので救急車コール。 鎖骨が折れていましたとさ。

救急車のこと

宿泊者から「救急車を呼んでくれ」と言われると、救急車の対応になる。 119番通報して救急車を呼ぶ。救急車が乗りつける裏口のシャッターを開ける、道路に面したフェンスを開ける(夜間の場合)。客室階までの業務用エレベータを他で使用されないように専有モードにする。救急車乗りつける場所から専有した業務用エレベータまでにある自動ドアを開放モードで開きっぱなしにする。 ……といったような作業を手分けして行う。 救急車が到着したら救急隊員とストレッチャーを客室に案内。他の宿泊客が野次馬しないように交通整理。搬送先の救急病院は救急隊員が探すんだが、どこに搬送になったかは聞き出す。搬送先は、順天堂大学医学部附属浦安病院、東京ベイ・浦安市川医療センターとかが多いかな。 救急車を送り出したら、専有していたエレベータを通常モードに戻して、開けてたシャッターやフェンスを閉め、報告書を作成して上に提出して終了。 年間50件くらいあるそうな。

立ち仕事を楽にする工夫のこと

前に靴のインソールのことは書いたが、どうしても立ちっぱなしが多い仕事故、身体を楽にするにはもうちょっと工夫が必要。 一つは 腰 。 別に腰痛持ち、ヘルニア持ちではないが、最初の頃は帰宅して寝ると背中、腰がむちゃくちゃ痛い。これで腰を傷めたり、ヘルニアになってはかなわんと、腰痛対策用のコルセットを導入。 もう一つは 肩 。 これも前に書いたがストレッチ運動や、いわゆる 肩甲骨剥がし の体操で楽になるとは言え、それだけでは万全とは言い難い。そこで 猫背矯正グッズ を導入。これもいろいろありますが、私は 加圧シャツ を下着に導入。女性向けだとコルセット兼用で、バストアップ効果をうたっている製品もあるようで。 これに帰宅してからの 温感湿布 で、かなり楽になった。

ゲリラ豪雨のこと

地震や強風、大雪などがあると ステージ1 , ステージ2 , ステージ3 というのが発令され、非常事態用の体制になる。例えば、ステージ3の地震というと震度5より大きい地震。ステージ3の強風は風速30メートル以上。大雪のステージ3となるとパーク休園。ステージ0に相当する注意報なんてのもある。 今日の夕方前のゲリラ豪雨はものすごく、冠水したり自動車が立ち往生なんてこともあったようだが、ステージは発令されていない。雷のステージ2は発令されたけど。 実は大雨のステージというのは、現在のところ設定されていない。台風だと風もセットでくるから、強風のステージでやってるんだと。

排煙装置作動のこと

排煙装置というのがある。 普段は閉まっている窓を火災の際に緊急開放するための装置で、メーカーは異なるが写真のようなスイッチがあちこちにある。 写真はオイレスECO株式会社様のハンドルボックス110-VI。2015年のプレスリリース画像から拝借。 こちらの装置が採用されているわけではないが、こんな感じの外観だと思ってもらいたい。 この装置も火災感知装置などと同じく作動したら監視盤から警報がなるようになっている。この排煙装置動作警報が、かつては頻繁にあったそうな。 主に宿泊のお客様が廊下にあるこの装置を押したことが原因。 この装置に EMERGENCY 、 緊急用 と書いたラベルを貼り付けたところ、この動作警報は激減。 はい。ここで写真をよく見てみましょう。 排煙 、 PUSH としか書かれていません。 そりゃ、押してみたくなるわなぁ。

エレベーターのこと

エレベーターでの事件なんぞを。 館内設置のエレベーター、最新というわけではないが、自分で故障検知もすれば地震のときとかも自己判断で復旧したり、緊急時動作したりする。例えば、地震を検知すると停止するが、最寄り階に移動して扉開放。しかる後に1階に戻って扉開放とか。 そういった地震感知や、故障感知すると警報盤のほうに通報が行われる。 警報盤への通報を確認すると、まずはエレベーター内に閉じ込められた人がいないかどうかを確認するために、警報盤側からエレベーター内への音声回線での呼びかけを行う。まぁ、人がいたからと言って何かできることもないのだが。故障で使えなくなったので、停止した最寄り階で降りて、隣の別エレベーターを使ってくれと案内するくらい。 んで、現地へ急行する。 この日、エレベーター事故警報で向かったものの、エレベーターは扉を開いて停まったまま。エレベーター内に乗客無し。何が原因で故障になったかというと…… ポップコーン 。東京ディズニーランドの「ビッグポップ」で売っているようなBBポップコーンのような大粒ポップコーンがエレベーター扉のレールに挟まっていたのだ。 このくらいでもエレベーター扉に異物として閉まりかかった扉はいったん開放になり、これを10回程度繰り返すと故障と認識して自動的に通報してくる。 エレベーターフロアの監視カメラ映像を確認したところ、宿泊ゲストがエレベーターを降りる際にポップコーンをブチ撒けて、脚で蹴って一箇所に集めていたようだ。それが扉のレールの隙間に挟まったというワケである。 なお、内部規定により、故障通報のあったエレベーターはエレベーター業者が点検を済ませて安全確認がとれるまで、故障状態で利用不可になります。 たかが、ポップコーンと侮るなかれ。それくらいでも潰さずに異物検出してしまうのである。こういうときはフロントに一報入れておいてもらえると、掃除の担当を行かせるんで、後々楽なのよ。

煙草のこと

ホテル内は客室、ロビー、レストランともども禁煙であり、喫煙はスモーキングルームでどうぞ……という形式になっている。ところが、わりと客室で煙草を吸う人は少なくないらしい。1982年の ホテルニュージャパン火災 も直接の火災の原因は宿泊客の 寝たばこの不始末 である。 ドラマみたいに頻繁に「姉さん、事件です」となるワケでもない。(……って、第1シリーズから30年、最終スペシャルからでも19年経ってるのか。) 暇なときは、緊急対応の手順確認と共に、過去の事件事例集を読んでるんだが、その中からピックアップ。 客室内には火災感知器がある。これが作動すると裏にある受信機が盛大な音を立てて、どこそこの火災感知器が作動した旨を表示する。そうするとその現場に急行することになるわけだが、その時に作動した感知器は修学旅行団体に割り当てられた客室内のものであった。隠れて煙草を吸ってたワケだが、煙草の煙で反応したという単純な話ではない。うちのホテルの客室内には熱感知器と煙感知器が設置されている。煙感知器のほうは光電式スポット型感知器というタイプ。感知器の内部で発光する部分と受光する部分があり、その間が遮られると作動する。火災の煙でも反応するが、浴室扉を開けっぱなしで水蒸気がもうもうと立ち込めても反応する。今回は、煙草の臭いをごまかすために、盛大に制汗スプレーを客室内で振りまいたために反応したらしい。 ……と言うわけで、修学旅行生の諸君。客室内で隠れて煙草を吸うときに、制汗スプレーや消臭スプレーの類を大量に振りまくのは、ご法度だぞ。

地震と停電のこと

昼過ぎ辺りに電話がかかってきて、ホテルの状況を聞いてくる。 地震があったらしいが、検知器類にはいっさい反応無し。……っていうか、言われるまで気づかなかった。 また、地震と関連があるのか不明だが、浦安市の富士見、堀江で停電が起きてるとのこと。そちらのほうも言われるまでは気づかず。ホテル側は何も無しの返答。 東京ディズニーランド、東京ディズニーシーのある舞浜地区も影響無しとのこと。

インソールのこと 本勤務開始

本勤務開始である。 つまりは、次の給料日にはこれまでの研修、実地研修分の給料と交通費も支給されることになった。まぁ、研修、実地研修期間は県の最低賃金ですが。 んで、前回に買った靴。立ち仕事メインなので、そのままだと何かと厳しい。ちと高めだが、Dr.Scholl(ドクターショール) ジェルアクティブ ワークを買って、使ってみたが、わりとよさそうである。